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ミノ虫の呪い 

近所の家の垣根にミノ虫を見つけたよ。こんな季節に珍しいな。
纏ったミノを脱ぐつもりなのか、ミノから頭を出して枝を這っている。
しばらく眺めていたら、幼い頃の記憶が蘇ってきた。


家の庭に植えてあるマメツゲの木に、ミノ虫がたくさんぶらさがった。
姉と私は、まるで木の実を収穫するように、ミノ虫を取って集めたんだ。
「ミノを剥いで虫を色紙の中に入れたら、カラフルなミノ虫ができるよ!」
楽しいミノ虫たちを思い浮かべて、二人はせっせとミノを剥いだ。
集めたミノ虫を全部丸裸したところで、家の中から母の声が聞こえた。
「ケーキがあるよー! 二人とも帰ってらっしゃーい!」
ケーキ…!
姉と私は、ミノ虫をマメツゲの木の根元に埋めて、急いで家へ上がった。

そのまますっかり忘れたままになってたんだけど、次の秋になってそのことを思い出した。
毎年秋になるとたくさんの実を付けていたマメツゲの木は、その年、ひとつも実を付けることがなかったのだ。
「ミノ虫の呪いだ…。」
姉と私は恐れおののき、マメツゲの木の前で手を合わせた。
「ごめんなさい、ミノ虫さん。ごめんなさいごめんなさい」


ただ単に剪定時期を誤っただけだったってことに気づいたのは、ずっとずっと後のこと。
[2007/05/08 21:08] 思い出 | トラックバック(0) このエントリーを含むはてなブックマーク

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