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家路 

日の暮れた帰り道。街灯の少ない住宅街の薄暗い通りを、私の前方にひとり若い女性が歩いている。
向かって、犬の散歩の初老の女性がやってくる。ポメラニアンだ。暗くても際立つ白いフサフサの毛にくりっとした瞳が愛らしい。
若い女性が側まで行くと、犬はうれしそうに尻尾を振り、甘えた声を出す。彼女はしゃがみこんで犬をなでてやってる。
「あら、よかったねえ」
初老の女性はうれしそうに言う。
きっといつもこの時間に出会う二人と一匹なのだろう。微笑ましく思いつつ、彼女たちの側を通り過ぎようとすると
「グルルルルルル…」
あっ、威嚇してきやがった! この犬ころてめえふざけんななにがポメラニアンじゃええ気になんなよこの犬畜生めが人見やがってギギギグヤジイ!!!

「グルル…」
「これっ、よしなさいっ」

犬をたしなめる飼い主の気まずそうな小声と威嚇をやめない犬のうなり声を背に、私は家路を急ぐ。
こんな日は、温かいシチューが食べたいものだ。
[2012/10/08 20:27] 日記 | トラックバック(0) このエントリーを含むはてなブックマーク

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